屋根の葺き替えとは

屋根の葺き替え(ふきかえ)⼯事とは、全面的に既存の屋根材を撤去し、下地から張替えする⼯事⽅法です。
既存の屋根材を撤去する事で最初から屋根の下地を形成されるので、防水シートを新たに張る事で防水性が新築当時にもどります。また、基礎や建物全体への重量負担も軽減され耐震的にも安心な工事方法となります。

⽇本⽡の屋根など段差がある場合や屋根の劣化が激しい場合には、葺き替え⼯法が適しています。間違った診断で、屋根カバー⼯法を⾏ってしまうと、段差の隙間から⾬漏りをしてしまう恐れがございます。

屋根の撤去費と廃材処分費が加算されてしまうのでコストが高くなってしまう事が唯一のデメリットといえます。

\ 屋根の葺き替えメリット /

  • 下地から作り直すので不陸調整が容易で、よりキレイな仕上がりが望める。
  • 建物本体への重量負担が緩和され、屋根が軽量化され耐震に効果が有る。
  • カバー⼯法に⽐べて、下地から作り上げてくるので⾬漏りのリスクが軽減できる。

\ 屋根の葺き替えデメリット /

  • 解体費⽤が加算される。
  • ⼯期が⻑くなる(約7⽇〜10⽇くらい)

屋根の葺き替えが必要な症状

こんな症状がある場合は、屋根の葺き替えが必要かもしれません

  • 築年数が古く屋根の劣化がひどい
  • ⾬漏りがひどい
  • 地震や強⾵時の強度を高くしたい
  • 台⾵で屋根が破損してしまった

屋根材を下地から新しく。住まいの耐久性を向上させる葺き替え

屋根材はもちろん、下地まで傷んでいる場合や、既に⾬漏りをしている場合には、屋根の葺き替えをおすすめします。下地から張りなおすため、⾬漏りしっかり⽌めることができます。
葺き替えのメリットは、屋根材下の防⽔シートや、桟⽊、下地材まで⼀新できるので、建物⾃体の耐久性が向上することです。逆に、施⼯期間が⻑くなり、費⽤がかさむことは難点ですが、住まいの耐久性が向上するので⻑期的に考えれば経済的といえるかもしれません。
また、屋根リフォーム時に換気扇や天窓などを設けることもできます。

屋根の葺き替えの流れ

⾜場⼯事

まずは、葺き替え作業をするために⾜場の組み⽴てを⾏います。

既存の屋根材を撤去

古い屋根材を撤去します。劣化が進んでいる場合、割れやすいため慎重に撤去を⾏います。

下地の張替え

下地を新しく張り直します。下地が悪いままでは葺き替えを⾏っても意味がありません。

防⽔シート張り

下地の上の防⽔シートを張ります。防⽔シートをしっかり敷き詰めることで⾬漏りを防ぎます。

新しい屋根材の取り付け完了

防⽔シートの上から屋根材の取り付けを⾏っていきます。

⼯事完了報告・⾜場撤去

完了前に点検とご説明など⾏い⼯事のお引渡しを⾏います。その後⾜場の撤去を⾏います。

葺き替え工事の料金一覧

※工事価格とは別に、既存屋根撤去費・廃材運搬費6,000円~/㎡(税込)が必要となります。

屋根材:IGスーパーガルテクト

価格:2,000,000円〜/20坪(税別)

塗膜15年保証 赤さび20年保証 穴あき25年保証


スーパーガルテクトの構造には、アイジー⼯業の独⾃技術がつまっています。 断熱材は、⼩さな泡の集合体でできていて、泡に封じ込められている熱を伝えにくいガスが、⾼い断熱効果を発揮してくれるんです。 表⾯の塗料には、遮熱性が⾼いものを採⽤。 屋根⾃体の構造も、アイジーの独⾃技術で遮熱性がさらにUP。接合部分にまで、断熱材が充てんされているから、屋根裏への熱の侵⼊を防ぎます。


屋根材:横暖ルーフ

価格:2,050,000円〜/20坪(税別)

塗膜15年保証 赤さび20年保証 穴あき25年保証


横暖ルーフは、耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用しているため耐用年数が長い屋根材です。 耐用年数は40~50年と短期間での交換が不要なので、将来的にかかるメンテナンス費用を抑えられます。 また暖ルーフは、遮断鋼板と断熱材を合わせた屋根材なので、断熱性が高くなります。


屋根材:ヒランビー

価格:1,900,000円〜/20坪(税別)

遮熱・塗膜15年保証


デザイン性と耐久性に優れ高品質の屋根材です。軽量で耐震性能に優れ、防水性能にも期待出来ます。濃淡のある色調と2層構造がもたらす陰影によって屋根に独特な表情を作り出す表情が特徴的です。表面に吹き付けしてある、天然石が夏場の紫外線対策にも活躍が期待できる屋根材です。

屋根カバー⼯法とは

屋根カバー⼯法とは既存の屋根材の上から防水シートを張り、屋根材を水下から専用ビスで固定していく工法。廃材処分費が抑えられ屋根材を二重に張る工法です。屋根の葺き替えと⽐べて、解体費⽤が少なく済むため⽐較的安価になります。

⼯期が短く済むことや、屋根の葺き替えと⽐べ、騒⾳やホコリが少ないいため下地の劣化がない場合には、カバー⼯法が適していると
考えられます。基本的に、⽇本⽡の屋根の場合には施⼯できない⼯事⽅法なので注意が必要です。

\ 屋根カバー⼯法メリット /

  • 解体費⽤が安価となる。
  • ⼯期が短くすむ。(約3⽇〜7⽇くらい)

\屋根カバー⼯法デメリット /

  • 既存屋根材の上から張るので、下地の段差や歪みを拾う恐れがある。
  • 既存の上から新しい屋根材をのせていくので、重くなります。

屋根カバー⼯法が必要な症状

こんな症状がある場合は、カバー⼯法がおすすめです

  • 屋根材がはがれ下地が⾒えてしまっている
  • ⾬漏りが気になる
  • 屋根に塗装ができないと⾔われ困っている
  • 可能なら安く屋根リフォームをしてほしい

葺き替えに⽐べ、⼯事期間が短く経済的です!

屋根が傷んでいて、塗装ができない場合はカバー⼯法をお薦めします。
屋根材にサビやヒビが⽬⽴つものの、屋根の下地は傷みが少ない場合などに適しています。採⽤できる屋根材は、スレート、⾦属系、アスファルトシングル、アルミダイカスト⽡などです。
カバー⼯法のメリットは、葺き替えに⽐べ⼯事期間が短く、費⽤が抑えられる点です。
また、既存の屋根を解体しないので廃材が出ず、環境にやさしい⽅法といえるでしょう。さらに屋根材が⼆重になるので、断熱性、遮⾳性も⾼まります。
デメリットは、屋根が⼆重になるので、現状より屋根が重くなることです。⼤抵の場合は⼤丈夫ですが、念のために建物の強度や耐震性を⼗分チェックし、できるだけ軽い屋根材を選ぶことが⼤切です。

屋根カバー⼯法の流れ

⾜場⼯事

まずは、葺き替え作業をするために⾜場の組み⽴てを⾏います。

棟板⾦など部品の取外し

既存の板⾦・ヌキ・雪⽌めなどの部品を撤去します。

防⽔シート張り

既存⽡の上からルーフィング(防⽔シート)を貼ります。

新しい屋根材の取り付け完了

防⽔シートの上に新しい屋根材の取り付けを⾏っていきます。軒先から上に向かって設置していきます。

⼯事完了報告・⾜場撤去

完了前に点検とご説明など⾏い⼯事のお引渡しを⾏います。その後⾜場の撤去を⾏います。

屋根カバー⼯法の料金一覧